電卓の数字の並びの不思議

先日は，よく晴れた夜空に煌々（こうこう）と輝く中秋の名月を見ることができました。

近くには土星も輝いていました。虫の声を聞きながら月を愛でる，日本の秋です🌕

シュウメイギク（秋明菊）が咲くようになりました。白やピンクの花が風に揺れる姿に

秋の風情を感じます。手入れしなくても毎年大きくなって目を楽しませてくれます。

名前に「キク」と付いていますが，キンポウゲ科の植物で，英名では Japanese anemoneと呼ばれています。名前の通り，アネモネの仲間です。中国原産ではありますが，「和」を

感じさせるを花で，茶花としても人気があります。　　　

花びらに見えるのは「がく」です。大きさの揃っていない がく が，愛嬌のあるかわいらしさを醸し出しています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　参考：LOVEGREEN

🏵️さて，今回は，秋の夜長のちょっとした遊びをご紹介。

勉強などしていて退屈したとき，電卓に適当な数字を入れて計算してみたことはありませんか。

高校の時の物理の授業で，先生が「数値計算が大変になってきたので，電卓持ってきても

いいよ」と言ってくれたので， そのとき初めて自分の電卓を買いました。カード型の，

ペンケースに入る小さな電卓ですが，とても嬉しくて，しばらくは色々とキーを押しては

遊んでいました。平方根もすぐに求まるので，「√ 」（ルートキー）をずっと押し続けてみる

とか……。

この後の問題は，頭で難しい計算をするわけではないので，気楽にやってみてくださいね (^^)/

まずは，手元にある電卓を見てみてください。

数字の配列は，どの電卓も同じで，左のようになっていますね

（パソコンのテンキーなども同じです）。

💗では，いきますよ～ !(^^)!

🌿自分の好きな数字から始めて，次のように しりとり式に３桁の数を作って，

　 ４つ足し合わせます。

左回り　　　　　　（反時計回り）

例えば，６から始めて左回りに足すと

　698 ＋ 874 ＋ 412 ＋ 236 ＝ 2220

となりますね。では，別の数から始めて足し算してみてください！

右回り　　　　　（時計回り）

今度は，右回りに足してみましょう。例えば９から始めると

　963 ＋ 321 ＋ 147 ＋ 789 ＝ 　？　

別の数からもやってみてくださいね。

繰り返し

５を使っていないのは かわいそう！

そこで，５だけで３桁の数を作って４つ足し合わせましょう。

　555 ＋ 555 ＋ 555 ＋ 555 ＝ 　？　

「８」の字回り

お次は「８」の字の形に数字を拾っていきます。

例えば，７から始めると

　753 ＋ 321 ＋ 159 ＋ 987 ＝ 　？　

別の数からもやってみてくださいね。

横向き「８」の字でもどうぞ。

🌿いかがでしたか？　同じ答えになる「足し方」は まだ他にもありますので，

ぽちぽちと電卓をたたいて遊んでみてくださいね。

そして，探求心旺盛な人は，「なぜそうなるのか」と，その理由をぜひ考えてみて

ください。秋の夜長の数遊び (^^)v　　　　　　　　　 参考文献：『話題源数学』（令和２年 東京法令出版）