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執筆者の写真kibou7kateikyoushi

「見やすい路線図」って?


大学時代を東京で過ごしましたが,

カルチャーショックをたくさん受けました。

その中の一つが,「駅」。


駅に行ってびっくり!

駅の中では いつも「上を向いて歩こう」で,

案内板を見て探しながらでしたが,皆さん歩くのが

             速いのでぶつからないようにしなきゃ (>_<)


私の田舎では電車は1時間に1本くらいなのですが,

東京では時刻表を持たなくても電車がどんどんやってくる! それも長ーい電車が。

いったい何両あるの? それにこの大勢の人はどこからやってくるの?

「こんど」と「つぎ」って,どっちが先に来るの? …… 


当時はまだ現金で切符を買っていたので,そこでも時間がかかりました。

路線図を見ても,自分が図のどこにいて,どの電車に乗ればいいのかすぐには分からず,

おろおろ…… (@_@。



今回は,その悩ましい路線図についてです。


さて,下の図は山手線の路線図ですが,皆さんは左と右のどちらが見やすいですか?





「そんなこと,考えたことがなかった」という人もいるかもしれませんね。


内回り(反時計回り)・外回り(時計回り)のどちらに乗れば

目的の駅に早く到着するかなど,停車順に関することであれば,

左の図(地図通り)ではなく,右の図の方が見やすいのではないでしょうか。

必要な情報,つまり「つながり方」に着目して無駄なく見やすく表示してあるからです。

(「つながり方」については,前回の「一筆書き」のところでも触れましたね)


             


上の写真が,実際の券売機の風景です。券売機の上の路線図,狭い中に色々な電車の路線が書かれてあって,情報がぎっしり詰まっていますね。

これを地図通りに描写すると,とてもこのスペースには収まりません。

数学的には,「なんて素晴らしい!」と思います。


身近なところにある数学,探してみてくださいね。




💚前回の答え

 一筆書きできないのは,右の2つです。

 分かりましたか?


 

ちなみに,「つながり方」に着目すると,

例えば下の3つの図は,全て同じです。同じものは,いくらでも作れますね (^^♪




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