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水の不思議

  • 執筆者の写真: kibou7kateikyoushi
    kibou7kateikyoushi
  • 2月20日
  • 読了時間: 4分



きれいに咲いた梅の花も,強烈な寒波がきた時には雪をかぶっていました。雪の白に梅の色が映えて美しいのですが,花びらが凍りそう❄️ そんなときは川面も凍る寒さ。こんなに

水も冷たかったら,魚たちはどうしているのだろう,と思ってしまいます。

海や川・湖の底は凍っているのでしょうか?

でも,凍った魚の話は聞いたことがありませんね。

そこで,水の不思議,見ていきましょう (^^)/




❄️氷は水に浮かぶ


「当たり前だよ~」と思うでしょうが,ちょっと考えてみてくださいね。


冷たい水は下に沈み,温まった水は上に行く。これはお風呂でも体験しますね。

では,水に浮かぶ氷は,水より温度が高い!? そんははずはありません💦


水は,温度が上がると体積はだんだん大きくなっていきます。

湯沸かしポットの1リットルの線までお水を入れて沸かすと,沸いた後は1リットルよりも多くなっていますね。


また,水は,凍ると体積が大きくなります。製氷皿に水を張って冷凍庫に入れておくと氷ができますが,その

表面は盛り上がっています。

ペットボトルいっぱいに水を入れて凍らせたら,ペットボトルが

            膨らんでパンパンになっていた……なんて経験ありませんか?


「質量が変わらないで体積が大きくなる」 =「 密度が小さくなる」です。


氷は水に浮かぶ。それは,(氷の密度)<(水の密度)だからです。

つまり,同じ体積で比べたときに,水よりも氷の方が軽いからです。


ですから,水面に氷が張っていても,その下には 氷より密度の大きい水(0℃より温かい水)があるので,湖などの底は凍っていないのです。




❄️なぜ(氷の密度)<(水の密度)となるのか


多くの物質の密度は 

       (固体)>(液体)>(気体)  

です。固体の状態から温度を上げていくと,体積は大きくなっていきます。 

したがって,密度が  固体(氷)< 液体(水)  となる水は,特殊なのです。

なぜなのでしょう?


……その理由は,水分子の形にあります(下図)。


左図は,水の状態。水分子はバラバラで自由に動きます。

右図は,氷の状態。水分子は互いに固定されて,水分子どうしの間隔(隙間)が,水の状態

よりも大きくなるので,体積が大きくなります(密度が小さくなります)


【水中の水分子】     バラバラに配置した状態     
【水中の水分子】     バラバラに配置した状態     
【氷の結晶中の水分子】     水素結合で互いに固定
【氷の結晶中の水分子】     水素結合で互いに固定












❄️密度の一番大きい水


水は,温まると体積が大きくなり,凍っても体積が大きくなる(密度が小さくなる)

では,体積が一番小さい(密度が一番大きい)のはどこなのでしょうか?

つまり,同じ体積で比べたときに,一番重い水は何度の水なのでしょうか?


普通ならば,氷が解ける温度 0℃ の時に体積が最小になると考えますが,そうではないんです。それはなぜか?


氷を温めていくと溶けて水になりますが,まだ 0℃ に近い温度では,水分子のすべてが

バラバラになっているわけではなく,隣接する水分子どうしで水素結合を作っているものが,ごく一部ですが残っています。

このかたまりが水中のあちこちで発生しては壊れ,だんだんと減っていきます。それによって,体積が小さくなります(密度が大きくなります)

さらに温度が上昇すると,水分子は より活発に動き回るようになるので,分子間隔は

だんだん拡大し,水全体の体積が大きくなります(密度が小さくなります)

この体積の減少・増加(密度の増加・減少)の変わり目が,4℃(厳密には3.98 ℃)という

温度になります。このため,この温度で水の体積は最小(密度は最大)となるのです。


気温の高い地域では,水温も全体が高いので,深いところほど温度は低いのですが,

北極や南極では水温が低いので(海水には塩が溶けているので,0℃ よりも低くなる),深いほど

温度が高くなります。



❄️ 一番身近な水が,一番不思議な性質を持っている。普通の物質ではありえないような

  性質,知れば知るほど驚き,感動します。神様はなんて素晴らしいものを作ってくだ

  さったのでしょう✨                参考: 『チェック & 演習 化学』数研出版,

                                            中谷宇吉郎 雪の科学館







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