よく雨が降って,庭の草木はいつの間にか大きく育っています。
近くの田んぼでは,カエルが嬉しそうに鳴いています。
カエルが住めるのは安全な田んぼ,嬉しいですね。
今年の梅雨は「梅雨末期の大雨に警戒」
「蒸し暑い日が多い」のだそうで,もう熱中症のニュースも耳にします。
この何年かで「線状降水帯」なる とても不自然な雨を降らせるものも出現していますが,
適度に降る雨の音を家の中で聞くのはいいですね。外にはなかなか出られませんので……。
さて,今回は「雨の名前」についてです。
降り方や降る時期・時間帯,また季節や感情によってもさまざまな呼び名で呼ばれていて,なんと400以上もの名前があるのだとか。
たくさんあるので,梅雨の時期の雨に焦点を当てました。
梅の実
◎走り梅雨,迎え梅雨,梅雨の走り
梅雨入り前のぐずついた天気を表します。
◎卯の花腐し(うのはなくたし),黴雨(ばいう),五月雨(さみだれ)
梅雨の別の呼び方です。
「卯の花(ウツギ)を腐らせるほどの長雨」「黴(カビ)が生える頃の長雨」よりは
「梅の実の熟する頃の長雨」の方がやっぱりいいですね。
「五月雨」の「さ」は田の神様で「みだれ」には水垂れという意味もあり,旧暦5月の
長雨のことを指します。ちなみに「五月晴れ」は梅雨の晴れ間のことです。
ウツギ
◎空梅雨(からつゆ),旱梅雨(ひでりつゆ),枯れ梅雨
雨が少ない梅雨のことです。
◎戻り梅雨,返り梅雨,残り梅雨
梅雨明け後に再び雨が降り続くことです。
◎男梅雨
晴天が多いが降ると激しい,ザーッと降ってカラッと晴れる梅雨のことです。
◎女梅雨
弱い雨がしとしとと降り続く梅雨のことです。
雨の名前や,雨にまつわる言葉を集めた本もあります。
雨だけでなく,色々なものについて,日本人の繊細な感覚が多彩な表現を生み出して
います。
グローバル化が進む今こそ,日本独自の良さを守らなければ。
日本には四季があり,季節ごとに自然の恵みがあります。
険しくも美しい自然に囲まれ,感謝し祈り,豊かな心と感性を育んできた日本の言葉,大切に受け継いでいきたいですね。
参考にしたのはこちら:https://www.i-nekko.jp/sahou/word/ame/
🌳前回の答え
いかがでしたか? ちょっと難しいものもあったかもしれませんが,
楽しんでいただけましたか (^^♪
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