春の花・たんぽぽ
- kibou7kateikyoushi
- 3月27日
- 読了時間: 4分
更新日:4月10日

庭の日当たりのよい場所に,しばらく前からたんぽぽの花が咲いています。まだ冷える日も多かったのでびっくり! 小さくて愛らしい花ですが,たくさんの秘密を持っています✨
そこで,今回はたんぽぽについて見ていきましょう (^^♪
🏵️たんぽぽは集合花・合弁花
たんぽぽはキク科の植物で,1つの花にたくさんの花びらがあるように見えますが,実は
小さな花が集まってできた集合花(頭花)です。 (集合花の例:菊,ひまわり,あざみなど)
花びらに見える一つひとつが花(舌状花)で,それぞれにおしべとめしべがあります。
このことを初めて知ったときは驚きましたが,よく見ると確かにおしべ・めしべがたくさん見えます。
また,1枚の花びらに見えるけれども,それは5枚の花びらがくっついた状態(合弁花)です。 (合弁花の例:菊,朝顔,つつじなど)
花びらをよくよく見ると,先がギザギザになっていて,縦に線が入っているのが分かりますか? 花びらが5枚くっついているのが確認できます。
この5枚の花びらに対して,おしべ5本,めしべ1つがそれぞれ付いており,それが本当のたんぽぽの「1つの花」です。これが100~200個集まっているのです。
「 5 」は フィボナッチ数 ですね!

🏵️たんぽぽは生命力が強く,あらゆる環境に適応する
日本には,多くのたんぽぽの種類が自生しています。大きく分けると,ガクが反り返らないニホンタンポポと,ガクが反り返るセイヨウタンポポがあります。環境に適応して進化を
遂げているため,多くの変異種や雑種があります。

季節を問わず咲いているのは外来種である可能性が高いです。
根はとても長いのです! 庭の雑草を抜いていて,たんぽぽを
抜こうとしたらなかなか抜けなくて,根を掘ってもどこまで
続くのやら……。
長い根は荒れた土地でも水分を吸い上げられるし,栄養を蓄えて毎年新しい芽を出すことができます。まるでごぼうみたい
ですね。
🏵️たんぽぽの子孫を増やす知恵
たんぽぽを摘むと,白くべたべたした液体が出てきます。これは,虫たちがたんぽぽを
食べようとすると,べたべたで口がくっつき,食べられなくするためです。

花が咲き終わると,間もなく綿毛になります。100~200個集まった花がそれぞれ綿毛に
なるのですから,とても多いですよ。
綿毛は,雨の日には開きません。濡れると綿毛が飛んで行けないからです。
よく晴れた日に,綿毛はきれいな球体に開きます。これで,それぞれの綿毛がまんべんなく風を受けて飛んで行けるのです。
丸くふわふわした綿毛を見つけると嬉しくて,フーっと吹き飛ばしたこともあるのでは?
風の力で遠い場所まで移動し,そこで子孫を増やそうと根を張り芽吹きます。たんぽぽの
知恵ですね。
🏵️たんぽぽの活用
花・つぼみ・葉・根まで,全て食べられます。若葉や花はサラダに,また花はおひたしや
天ぷらにも。葉やつぼみは軽く茹でて水にさらし,あえ物や炒め物に。根はきんぴらや
素揚げに。

根を乾燥させて煎ると,お茶になります。苦みがコーヒーに
似ているので,コーヒーの代わりに飲むことも。
カフェインを含まないので,飲みやすいです。
たんぽぽは薬効も高く,ビタミンやミネラルを多く含みま
す。開花前の全草を天日干ししたものが生薬「蒲公英」で,古くから健胃薬として使われています。熱やむくみを取ることにも効果的。
たんぽぽには体内の毒素を除去する力があるため,肝炎やガンの予防・治療に使用される
こともあるようです。抗酸化物質も豊富です。
安全で新鮮なたんぽぽなら,力になってくれるかもしれませんね。
🏵️かわいいだけでなく,小さくてもパワフルなたんぽぽ。どこに咲いているのかチェック
したくなります (^-^)
参考:HondaWoods,LOVEGREEN,東京寿園,『食べられる草ハンドブック』森 昭彦 自由国民社
🌿この季節は,色々な意味で巣立っていく人も多いでしょう。皆様が新天地で人生を
切り開いて行かれますように🙏
(※ 4月から,ブログ記事を隔週でアップいたします。次回は4月10日です)
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