身近なところに潜む数学……放物線(前編)
- kibou7kateikyoushi
- 3月21日
- 読了時間: 3分

春分の日であった昨日は,気温が下がって真冬に逆戻りしたかのようでした。
その前までの暖かさで一気に開花した梅の花びらが,強い風に乗って舞っていました。
この辺りの梅は今が見頃。「梅に鶯(ウグイス)」といきたいところですが,
上の写真は目白(メジロ)です。目の周りが白く,緑がかった羽の色です。
もう少し暖かくなると鶯の鳴き声が聞こえてくるのですが,鶯は灰色っぽくてあまり
目立たない上に警戒心が強いので,なかなか姿を見ることはできないんですよ。

早いもので,もう3月も終わりですね。
高校1年の勉強をしてきた人は,中学よりもぐっと
難しくなった内容に驚きながらも頑張ってきた1年
でしたね。
数学Ⅰの内容で難しいのは「2次関数」と「三角比」
でしょう。
「三角比」は物の高さや距離を計算するので,
まだ実用性を感じますね。
三角比の記事はこちら ➣ 三角定規が大活躍!
では,「2次関数」はいかがですか?
「グラフは苦手~」という声が聞こえてきそうですね。
今回は,2次関数のグラフである「放物線」の性質をご紹介します (^^♪
そして,身の回りの放物線を見ていきましょう。
「放物線」は英語で「parabola」ですよ。
💚「放物線」って?
例えば

のような2次関数のグラフを放物線といいます。
💛その放物線,実は次のような性質があるんです。
※ 高校でも理系の生徒が学習する内容ですが,書いていることは難しくないので大丈夫!
それでも難しそうなら,文章は読まずに,図だけでも見てくださいね。
◎放物線は,ある点● と直線 ー からの距離が等しい点● の集まり
正式に言うと
「放物線は,平面上で,ある定点 F からの距離と,F を通らない定直線 ℓ からの距離が等しい点の軌跡」
※ 点 F を放物線の焦点といい,直線 ℓ を準線といいます。また,
「点 P と直線 ℓ の距離」は,P から ℓ に垂直な線を引いたときの長さのことをいいます。
【図1】

上の【図1】のように PF = PH となるような点 P● を たくさんとると,
放物線が見えてきますよ。
可能な人は,下の【図2】を見て,式が成り立つのを確認してくださいね。
【図2】

◎また,下の【図3】の赤い線 ー(準線)に垂直に入ってきた光が,放物線にぶつかって
反射すると,赤い点●(焦点)に集中するんです。
(「焦」は「こげる」ということ。焦点に使われる文字 F は「Focus」の F です。)
【図3】


この性質を利用しているのが,「電波望遠鏡」や
「パラボナアンテナ」です。
かすかな光や電波を,効率よく集められます。

◎上の話とは逆に,赤い点● に光源を置くと,
光は放物線にぶつかって反射し,赤い線 ー に
垂直に出ていきます。
これを利用しているのが,「懐中電灯」や「自動車の
ヘッドライト」などです。
遠くまでまっすぐ光が届きます。
💛上に挙げた例は,いずれも基本的には放物線を軸の周りに回転してできたもの
(回転放物面)に,鏡などを張り付けて反射させています。
普段は懐中電灯など覗き込んで見ないでしょうが,昔ながらの懐中電灯なら,
一度見てみてくださいね。
身の回りの放物線,けっこうありますよ (^^♪
💗では,次回までの宿題です✏️
適当な紙に,下図のように赤い線 ー(準線)と赤い点●(焦点)を描きます。
どのように紙を折れば【図2】のような青い点● が取れるか考えてみてくださいね !(^^)!

次回は,その折り方の説明をします! 紙を折って放物線を描きましょう (^^)/
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