ちょっと不思議…… 地球に巻いた鉢巻
- kibou7kateikyoushi
- 8月29日
- 読了時間: 3分

百日紅(サルスベリ)の花が満開です!
暑い夏ですが,元気なサルスベリが赤やピンク・白の 色とりどりの花を咲かせて,
目を楽しませてくれます。
けっこう長い間 咲いています。花は次々に開花して,名前の通り100日近く
咲き続けます。
また,本当に木登りの上手な猿が滑り落ちそうなくらい木肌が滑らかです。
他の木に比べて幹や枝の表面の摩擦力が小さいんですね。
このネーミング,素晴らしい!
もし今も学校に勤めていたとしたら,今頃は体育祭の準備のまっただなか。
セミの声を聞きながら,生徒と一緒に汗をかき,日に焼けていたことでしょう🌞
この頃の日差しは 以前と比べて強くなっていて,じりじり焼けそうな感じがします。
さて,体育祭といえば,「鉢巻(はちまき)」!
また,部活動の試合では,少し長めの赤い鉢巻をなびかせながら走っていました 🏃➡️🏃♂️➡️🏃♀️➡️
鉢巻の思い出は尽きません。
ということで,今回は地球にも鉢巻を巻いてみました!
🌳地球が完全な球だとします。つまり,山や海などがなく,ボールのような形だとします。
ここでは,考えやすいように赤道の長さを4万 ㎞( = 40,000,000 m)としましょう。
そして,赤道に沿って赤い紐(鉢巻)を巻きます。
次に,その紐の1か所を切り,紐をつぎ足して,巻いた紐を1m だけ長くします。
紐の長さは 4万 ㎞ +1m(= 40,000,001 m)になりますね。
🌺さて,ここで問題です!

地球に巻いて 1m だけ長くした紐を,右図のように
どの場所も地面から等しい間隔だけ離して持ち上げたと
します。地面と紐は どれくらいの間隔が開いたでしょ
うか?
下の選択肢から,答えに一番近いものを選んでくださ
い。
計算をしないで,まずは直感でどうぞ (^^♪
① 2.5 mm
② 3㎝
③ 15 ㎝
④ 1m

では,計算してみましょう!
💛まずは,考え方から。
地球の半径が分からなくても大丈夫!
地球の半径をr(m),地面と紐が離れた間隔をx(m) として,式を立てることが
できます。 (ちなみに,赤道半径は約 6,378 m です)
💚答え
地球を赤道を通る平面で切ると,断面は下図のようになります。
(地球は立体ですが,断面は円なので,平面で考えられますね。)


ということで,答えに一番近い選択肢は ③ です。
参考:仲田紀夫(1994)『頭のよくなる数学パズル』三笠書房
💛紐を たった1m 長くするだけで,16 ㎝ も持ち上げられるんですよ!
とても不思議な感じがするのですが,皆さんはいかがでしたか?
「距離についての不思議」は,紙を何回折れば月に行ける!? でもご紹介しました
ので,よろしければご覧くださいね。
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