この夏は,暑さに加えて地震が多い,そして台風がいつもより東に多い,
突然局地的に大雨が降るなど,なんだかいつもと違う夏ですが,
蝉の元気な鳴き声を聞くと ほっとします。網戸には例年通りカナブンが2匹。
自然の命の力,嬉しくなりますね。
🌳さて,前回に続き,「夏」シリーズ 第2弾!
今回はひまわりに関係のある,数学のお話です。
いきなりですが,問題から入りましょう (^^)/
🌸問題:生まれたばかりの1つがいのうさぎがいる。
この1つがいのうさぎは2か月目から毎月1つがいのうさぎを産む。
生まれたうさぎは2か月すると,同じように毎月1つがいの子を産む。
このようにして増え続けると,毎月のうさぎは何つがいになっていく
でしょうか。
※ 「1つがい」とは,オス1羽,メス1羽(合計2羽)のことです。
💛下に3か月後までの図を描きました。参考にしながら考えてみてくださいね!
参考:Mathematica
💚答え
1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,……
(フィボナッチ数列)
💕この数の列の規則性,気づきましたか?
3項目以降は,「前の2つの数を足し合わせた数」になっています。
中世イタリアの数学者フィボナッチ(ピサのレオナルド)が出版した本に
このうさぎの話と数列が書かれてあったので,この数列は
「フィボナッチ数列」とよばれます。
うさぎがこの通りに増えていくばかりではありませんが,
この数列は,今でも重要で有名な数列です。なぜなら,
この話以外にも自然界の現象に大きく関連しているからなんです。
例えば,花びらの数。
桜は5枚,コスモスは8枚,百合は3枚 など(もちろん,例外はありますよ),
身の回りで探してみてくださいね。
夏の花ひまわりや松ぼっくり,パイナップルなどにも見られるんですよ。
自由研究としてまとめてみるのもいいですね。
🌻では,ひまわりを見てみましょう (^^)/
下の写真を見てください。ひまわりの種になるところに,なんとなく列になっている
線が見えますか!?
💛下の写真の赤い線,青い線の続きを描いて数えてみてください。
それぞれ,全部で何本引けるでしょうか?
きっとフィボナッチ数(フィボナッチ数列に出てくる数)が現れますよ!
💕上の写真のひまわり(21本,34本)が簡単すぎた人,根気のある人は,
ぜひ下の写真のひまわりに挑戦してみてください !(^^)!
💗数学は世界の共通言語。神の作った世界を知る鍵です!
自然界にあふれている数学を見つけてくださいね!! (^^♪
私は,カットしていないパイナップル🍍が手に入ると,嬉しくてつい,
ひまわりの種と同様の線の本数を数えてしまいます。
そしてそのたびに「おお~!」って感動します💕
フィボナッチ数列に関連した話はまだまだあるので,機会があればご紹介しますね (^^)v
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