寒くなってきましたが,皆様お変わりありませんか。
知人のところはもう雪が降ったとのこと。いつもながら過ごしやすい秋は短いです。
10月のことですが,ブーゲンビリアを見かけて「あれっ,今頃咲いてる」と不思議に
思いました。
調べてみると,日中の気温が20℃~25℃以上でつぼみをつけるため,年2回ほど開花する
そうです。
私の中では夏のイメージの強い花ですが,秋にも見かけるのはそのためなんですね。
ブーゲンビリアは 花びら3枚,中の白い花3つ(写真では花と つぼみ で合わせて3つ,
分かりますか?),花姿三角形,ここまでくると お見事!
(「3」は,以前の記事でご紹介した フィボナッチ数 ですね!)
実際の「花」は,いわゆる花の中央部にある小さな3つの白い部分なんです。
色づいた花びらに見える部分は 花を取り巻く葉(包葉)で,
💚では,今回は 三角数 と 四角数 をご紹介します (^^)/
(高校の「三角関数」とは違いますのでご安心を!)
💛下図のように,正三角形の形に配置できる数を 三角数 といいます。
前の正三角形(青)に,底辺(ピンク)をつけ足していけば作れます。
上図の式は途中を省略して短く書いていますが,全てを式で書くと
次のようになります。
三角数の1番目 1
2番目 1+2=3
3番目 1+2+3=6
4番目 1+2+3+4=10
5番目 1+2+3+4+5=15
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10番目 1+2+3+4+5+……+10=55
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🔺式の規則性が何となく分かったでしょうか?
1からの連続する自然数の和になっていますね。
💛また,下図のように正方形の形に配置できる数を 四角数 といいます。
前の正方形(青)の外側に かぎかっこ(ピンク)をつけ足していけば作れます。
こちらも,途中を省略しないで全てを式で書くと次のようになります。
四角数の1番目 1 (=1×1)
2番目 1+3=4 (=2×2)
3番目 1+3+5=9 (=3×3)
4番目 1+3+5+7=16 (=4×4)
5番目 1+3+5+7+9=25 (=5×5)
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10番目 1+3+5+7+9+……+19=100 (=10×10)
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🔸1からの連続する奇数の和ですね。
四角数は正方形に点を並べるので,平方数(自然数の2乗の形で表される数)に
なっていますね。
🌺三角数,四角数をそれぞれ別々に見ると気づかないのですが,並べてみると
見えてくることがあります。ちょっと眺めてみてください 🧐
🔺三角数 1 3 6 10 15 21 28 ……
🔸四角数 1 4 9 16 25 36 49 ……
💚そうです,三角数の隣り合う2数を足すと,四角数になるのです \(^o^)/
💗さらに,探求心旺盛な人は,次の図を参考に 五角数 を書き並べてみると面白いですよ。
五角形を分けずにまとめて描いているのですが,五角数が読み取れますか?
カップケーキのカップのように,下に点をつけ足していきます。
五角数 1 5 12 ……
この続きの数を書いて,三角数・四角数の下に並べて眺めると,
つながりが見えてきますよ (^^♪
💛今回のように,図形数(一定の規則で図形上に並べられた点の個数として
表される数)を見ていると,面白いつながりが見えてきます。
図形数を研究して整数の理論を発展させてきた人たちもいます。
整数論を「数学の女王」と呼んだ数学者もいるくらいです。
数の神秘,こんなところにも潜んでいるんですよ !(^^)!
💚前回の解答例「4つの4」
ここまで数が大きくなってくると,
最初から式を作るのは大変なので,
一度作った式を応用することも
考えるようになってきます。
「また同じ式が(部分的に)出てきた」と
思うものがありますよね。
この他にも色々な表し方がありますので,
この解答例とは異なる式も
見つけてみてくださいね !(^^)!
67の,もう少し簡単な式を見つけたら
ぜひ教えてください m(__)m
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