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執筆者の写真kibou7kateikyoushi

水害に遭って分かったこと

更新日:2023年8月7日


数年前のこの時期,豪雨によって住んでいる地域が

広範囲にわたって水害に遭いました。


自分の経験したことしかお伝えできないので,参考になるかどうか分かりませんが,お役に立てれば幸いです。



防災グッズや避難用品,備蓄品は検索すれば色々と調べられるので,ここでは

それ以外のことについて挙げました。

思い出したらその都度書き加えていきますね。



被害状況

 床上浸水

  夜に近くの川の堤防が決壊。

  町内放送もあったそうだが,激しい雨音で聞こえず。

  3~4日間 水が引かなくて1階が水浸しなので,2階でしばらく避難生活。

  汚水・排水が逆流してきたので,水は流せない。

  外のガスボンベは水に浮いていて,何かあるとこわいので,台所のガスコンロも使わ

  ない。

  浸水した1階は,コンセントも水に浸かったので,電気が止まった。

  1階の電気配線と繋がっている2階の電気も止まる。

  無事だったのは2階の1部屋だけ。

という状況でのお話です。


できることはしておく

・天気予報を幅広くチェック

  自宅付近が大丈夫でも,川の上流に雨が降り続くと

  増水して堤防決壊する恐れがある。

  海や川,用水路など気になるかもしれないが,

  様子を見に行かない。突然水かさが増えたり,

  決壊して水が流れてくることがある。危険なところには近づかない。


・車の移動

  家の前の道に水があふれてくると,移動は困難。早いうちに高い場所に移動。

  (うちの車は水没して廃車,買い替え。車両保険入っていて良かった!)


・大事なものは高いところへ。2階があればそちらに移動。

 

・入浴後は浴槽に水をためておく。

  行き場の無くなった汚水や排水が逆流してくることがある。1階トイレ,浴槽は

  要注意。

  ためた水は汚水逆流防止・断水時などに役立つ。


・枕元には懐中電灯を置いておく。



役に立ったもの

・被害状況の写真

  給付金・保険金などの申請時に役立つ。

どこまで水が来たか(床上何センチなど)が分かるとよい。

 (家財保険をかけていて,ありがたかった)


・簡易トイレ  

  トイレの便座にセットできるタイプのものを

  準備していた。使いやすくて便利で良かった。


・電気ポット


・カセットコンロ

   本体もカセットボンベも使用期限があるので,確認しておくとよい。


・(今はポータブル電源も買ってある)


・2ℓペットボトルに入れておいた飲料水

  空(から)のペットボトルは浮き輪代わりになるので,ふだんから何本も水を入れて

  おいて,使っていた。(今は10ℓ タンクも使っている)


・インスタント食品,レトルト食品,割り箸 

  特にカップ麺,アルファ米,缶詰,ゼリーなど。スーパーでもらった割り箸が大活躍。


・ポリ袋(大きいゴミ袋,レジ袋など)


・ウエットティッシュ,消毒用アルコールなど


・扇風機,サーキュレーター,除湿器

  とにかく換気。家の水分が抜けないと,後々カビが生える

  し,家が傷む。

  しばらくの間,床下にはずっとサーキュレーターで空気を

  送っていた。

  近所では,汚れた床板を早く取り替えたが,すぐカビが生えて,また取り替えた家も

  ある(再発防止に,2度目は床下に炭をまいたらしい)。

  知人の家は土壁で,キノコみたいなものが生えてきたとか……。

  壁の中の断熱材が水を吸っていることもある。


・高圧洗浄機

  汚水が運んできた泥が家の中や外に残っている。

  駐車場や道の泥は厚くて重くて,ほうきやデッキブラシではなかなか取れない。

  泥が乾燥して風で舞い上がるとマスク無しではいられない。高圧洗浄機は優れもの。


・浸水したコンセント,電化製品はよく乾燥させてから使う。

 エアコンの室外機も注意。車も自分では動かさない。

 (業者に漏電チェックしてもらった。コンセントは大丈夫だったが,エアコン室外機が

  漏電していて,買い替え)



その他気付いたことなど

・床下収納は,床下に水があふれてくると,浮く。つまずかないよう注意。


・木製品の中には,濡れるとはがれたり膨らんだりして。使えなくなるものもある。

 水に浸かってみて,良いものが分かった。きちんとした素材で作られているものは,

 やはり良い。


・近所一帯がうちと同じ状況だったので,周辺の電気の使用はかなり減り,

 近所の電気給湯器(エ〇キュートなど,主に夜間に使われる)も動かない。

 そうすると,体が楽。水害で心身共にしんどいけれど,電磁波によるしんどさは

 ずいぶん軽くなっていた。



今はこうして水害のことを思い出して書いていますが,

当時は目の前が真っ暗で,頭の中は真っ白で,途方に暮れていました。

でも,家族,友人,近所の方,復旧に携わってくださった大勢の方々のおかげで,

今の生活があります。大変な時を支えてくださり,心より感謝いたします。



現在,大雨による被害が全国で起きています。水害は,水が引いた後も大変です

(水害だけに限りませんが)。

被害に遭われた方,復旧に携わる方のご無事と,早期復旧をお祈りいたします。






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