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  • 執筆者の写真kibou7kateikyoushi

続・こたつでみかんを食べながら ~球の体積~


2月も中旬を過ぎると,暖かさを感じるようになってきました。


先日は庭に蝶がやってきました。

木に止まった鳥を追いかけて,イタチも現れました。


環境の悪化,特に電磁波の影響で虫や鳥が

                  減ってきたという声をよく聞きます。

私もそれを感じていて,人間が植物や生き物(もちろん私たちのことも含みます)を苦しめていることがつらいのですが,

蝶や鳥・イタチが姿を見せてくれて,嬉しかったです。木々の芽も膨らんできています。

春の息吹を感じますね。


こたつとみかんの時期もあと少し。

ということで,みかんの皮をむいて並べた昨年の記事の続編です。


昨年は球の表面積について見ていきました。

今回は,その話を元に,球の体積について考えましょう!

簡単な式で覚えやすい「球の表面積」から,「球の体積」を求める方法です (^^)/



🍊みかんを,中心を通るように切り開きます(下の写真)。

(みかんよりは,その下の図の方が分かりやすいかもしれません)





球を,たくさんの錐体に分けたことになります。

では,一つひとつの錐体の高さ(上図の赤い線,下の写真の黒い線の長さ)はどうなっているでしょうか?



 ―― そうです,錐体の高さは,みかん(球)の半径ですね。


では,錐体の底面積をたし合わせると? 

 ―― 底面はみかんの皮だから,底面積の総和は,みかん(球)の表面積です。


一つひとつの錐体の体積は分かりませんが,全部集まって元のみかんの体積と等しく

なります。

これを式で表すと


   (球の体積)=(すべての錐体の体積の和)

         =(すべての錐体の底面積の和)×(錐体の高さ)÷3

つまり

   (球の体積)=(球の表面積)×(球の半径)× 1/3

です。




みかんを切った状態がイメージできれば,忘れかけても自分で導けますね。

(球の表面積は,昨年ご紹介した「みかんの皮並べ」でイメージできます)


公式は,覚えるだけでは忘れてしまうし,そもそも楽しくありません。

自分で導いてみたり,身近なものに関連付けたりすると,公式が生き生きとしてきます。

公式は,本来よく使うものだから,苦しませるためにあるのではなく,便利にするために

あるんです。

せっかくだから,楽しく使ってあげてくださいね (^^♪








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