今シーズン一番の冷え込みですが,皆様お元気でいらっしゃいますか。南でも初雪の
降る所がありそうですね☃️
寒いのは苦手ですが,雪を見るとちょっと嬉しくなります。
雪の多い地域の方たちは雪でご苦労も多いことでしょうから,どうぞお気をつけくだ
さいね。
家で過ごしていると季節感があまりないのですが,もう12月半ば。
クリスマスも近いですね🎄
💚前々回に和算を取り上げましたが,今回も和算です!
村井中漸(むらいちゅうぜん)の書いた子供向けの和算書『算法童子問』から
「大原の花売り」をご紹介。 参考:PRESIDENT
🌺問題:京都大原の里から,毎日花を売りに来る女が
いる。
女の家には「桜・桃・椿・柳」の4種類の花が
あり,そのうち3種類を毎日均等になるように
選び,売り歩く。選ぶ順番も同じだという。
ある日,「桜・桃・椿」を買った。
次に同じ組み合わせの花を購入できるのは何日後
になるだろうか?
💛考え方
売りに行く3種類の花を順番に書いて調べても
いいですし,
「3つも書くなんてめんどくさい~」と思う人は,
もう少し簡単に求められる方法を考えてみましょう。
計算でもできますよ。
💚解答例
◎選ぶ花を
(桜・桃・椿),(桜・桃・柳)……
など 書き上げていってもいいのですが,ちょっと面倒なので,
下のような表にしました (^^)/
【表1】売りに持って行く3種類の花に「○」を付けたものです。
字をたくさん書くよりも楽ですね。
【表2】売りに持って行かない(家に置いておく)花に「×」を付けたものです。
【表1】よりもさらに簡単で,見やすくなりましたね。
こちらの考え方なら,表を書かずに頭で考えることもできそうです。
いずれにしても,同じパターンの繰り返しが出でくるまで頑張ります!
◎持って行く花を選ぶのに順番は関係ないので,
「組合せ」の問題です。学習して知っている人は
4C3 = 4C1 = 4
と計算することもできますね。
1日目に「桜・桃・椿」を買い,次に同じ組み合わせの花になるのは5日目。
よって,答えは4日後。
💗私の知り合いの 大学教授(数学)は,小さい頃から計算が苦手だったので,
「どうすれば計算を楽にして答えを出すか」と考えていたら,色々な解き方が
できるようになった と言っていました。
問題文そのままではなく,ちょっと見方を変えてみると,新しい景色が見えてくる
ことがあります。発想の転換,してみてくださいね!
🌺おまけの話 【和算好きの皆さんへ】
岩手県の一関市博物館のHPに,今年度の
「和算に挑戦」の問題がアップされています!
初級(小・中学生向き)・中級(中学・高校生
向き)・上級(高校・一般向き)の3種類。
初級・中級は解きやすそうですよ。
興味のある方,挑戦してみてはいかがでしょう (^^♪
1月20日締め切り(当日消印有効)です。
💛他の和算の記事はこちら
・鶴亀算
・からす算
・俵杉算
・小町算
・油分け算
・入れ子算
・薬師算
・継子立て
・旅人算
・盗人算
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