展開公式はお手のもの! 美しい三角形から作っちゃおう♪
- kibou7kateikyoushi
- 7 日前
- 読了時間: 3分
更新日:6 日前

田舎道をドライブしていると,萩を見かけるようになりました。枝垂れた枝に可憐な花を
つけ,風にそよぐ姿は,ずっと見ていたいほどです。今まで咲いていた場所の株がだんだん小さくなって 花を見かけなくなったかと思えば,「こんなところにあったかな」という
ところに咲いていることもあります。
(萩は秋の七草の一つです ➣ 秋の七草,知っていますか? ~七草と山上憶良~)
この数年で,私たちを取り巻く環境は大きく変わりました。環境が変わってくると,木や
草花にも影響があることを,目の当たりにしています。
とはいえ,今も様々な花たちが秋の景色に彩を添えてくれます。美しい季節ですね。
🍁少し前の記事で,指数について書きました。 ➣ 2の2乗は4,2の1乗は2,では 2の0乗は?
今回は,その内容も使っての 展開公式のお話です。
中学で学習する展開公式,高校では3乗の展開公式が出てきます。少し長くなるので
最初は「覚えるのが大変そう」と思うかもしれませんね。
展開公式は,忘れても自分で丁寧に展開していけば求まりますが,時間がかかります。
そこで,覚えるのは最小限にして,自分で公式を書けちゃう方法をご紹介 (^^)v
💚ポイントは,展開式における係数です!
展開公式と,その係数だけを取り出したものを下にまとめました。
右の,三角形状の数の配列を パスカルの三角形 といいます。教科書には「(a+b)の1乗」
の式から書かれてあるのですが,0乗の値もあった方がきれいな三角形になるので,
付け加えてあります。
※ 0乗の値については こちら ➣ 2の2乗は4,2の1乗は2,では 2の0乗は?
しばらく眺めてみてください。そして,規則性や性質を読み取ってください !(^^)!

🌿では,少しずつ進めていきましょう。
🌺問題1:パスカルの三角形において,〇,□ に入る数を求めましょう。
💛参考:パスカルの三角形の性質
・数の配列は左右対称,各行の両端の数は「1」
・3行目以降の両端「1」以外の数は,左上と右上の数の和
💚答え: 〇:5
□:10
🌺問題2:最終行の「(a+b)の6乗」の展開式を書いてみましょう。
💛考え方:各項の指数(文字の右上の小さい数)」に着目!
a の指数はだんだん小さくなり,b の指数はだんだん大きくなります。
※ 文字の右上に数がついていない場合,本当は「1」があります。「1」は省略されています。
間違えないように,最後に 各項の指数の合計・次数(かけてある文字の数)で
確認します。
💚答え:

🌿うまくできましたか? コツが分かれば,いくらでも展開式が書けますよ (^^♪

🍁では,次にいきましょう!
「まだあるのか?」って思いました?
覚える公式は少ない方がいい,という人のための,おまけのお話です (^^ゞ
💛( )の中が「+」でなくて「ー」の場合,
次のように「+」と「ー」が交互に出てきます。

交互に出てくると覚える,あるいは
次のように 「(a+b)の 〇乗」の式の「 b 」のところを全て「 -b 」で置き換える
と考えてもいいです。

( )をはずして計算すれば,同じ式が得られます。
この置き換えの考え方は,応用がききますよ!
では,挑戦してみてください (^^)/
🌺問題3:次の式を展開しましょう。

💚答え:

🌿いかがでしたか? 「久しぶりに見た~」という人,頭の体操になったでしょうか?
展開公式は,文字式だけではもったいないのです。ぜひ,数の計算で使えるときは
使ってみてくださいね。
※ 展開公式の出てくる記事はこちら ➣ 和算 ~日本の誇る数学~ からす算
また,パスカルの三角形は,「場合の数」のところで学習する式ともつながります。
つながってくると,数学の世界が広がりますよ 💕
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