前回,雨の名前を紹介しましたが,今年の梅雨は
本当によく雨が降りますね。
雨の前には空に長ーい不自然な飛行機雲のような
筋が何本も見えることがあります。
それに含まれる良くないものも雨で降ってくるので,要注意です!
小さい頃,ジュースに雪を入れて冷やそうとしたら,黒いごみが浮いてきて結局飲めませんでした 。
雨や雪と一緒に空気中のごみなども降ってくるのを学習しました (>_<)
さて,本題です。
今回は和算の2回目。1回目の「鶴亀算」に続き,
『塵劫記』から,内容の分かりやすい「からす算」
です。
🌺問題:999 羽のカラスが 999 の浜で1羽につき
999 回鳴いたとすると,全部で何回鳴いた
ことになるでしょうか?
💚答え:999 × 999 × 999 = 997,002,999
9 億 9700 万 2999 回
すごく大きな数です! 丁寧に筆算をすれば計算できますが,けっこう大変ですね (^^;)
💛楽になるかどうかは分かりませんが,次のような方法もありますので,
紹介しておきます。分からなくても,「見て」くださいね。
きっと頭のどこかに残りますから!
◎「999 は 1,000 より 1 だけ小さい」を使う方法
999 × 999 = 999 ×(1,000 - 1)
= 999 × 1,000 - 999
= 999.000 - 999
= 998,001
※( )の使い方が分からなければ,
「999 を かける」ことは「1,000 を かけたものから元の数を引く」ことと同じ
と知っておくといいですよ。
この答えに,さらに 999 をかけるので,
998,001 × 999 = 998,001 ×(1,000 - 1)
= 998,001,000 - 998,001
= 997,002,999
◎次の公式(高校1年で学習する)を使う方法
公式は長くて難しいのですが,計算はしやすくなります。
小学生でできる計算ですが,高校の公式を数値計算に生かすことができますね。
計算が大変そうなら,「何か工夫すれば簡単になるのではないか?」と考えてみましょう,
知り合いの大学の教授(数学)は,幼い頃から計算が苦手だったそうです。
そこで,「どうやったら少ない計算で楽に答えが出るか」をずっと考えていたら,
いつの間にか思考力がついて数学ができるようになったと言います。
皆さんも,答えが出たら,別の解き方を考えてみるといいですね。
中学生でも高校生でも楽しめる和算,なかなか奥が深いでしょう (^^♪
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