藤が見頃となりました。安全な環境ならば 近くの藤公園に行きたいところですが,
今は写真で我慢,我慢……。
🌳 前回,「継子立て」をご紹介しました。10人ごとに人を抜いていくので,
誰が残るか分かりにくく,難しいですね。
そこで,小学生で解ける周期算の基本の問題を見ていきましょう (^^)/
(中学入試にもよく出題されているようです)
周期とは,ある現象や関数の状態が繰り返し現れるとき,その間隔の最小の値を
いいます。時間や期間を指すことが多いです。
「周期算」は,ある規則で並んだ数字の列などにおいて,◯番目を求める問題です。
具体的な例を見てみましょう!
🌸問題
次の数字は ある規則に沿って並んでいます。前から 100 番目の数字は何でしょうか。
3,5,4,1,1,2,7,3,5,4,1,1,2,7,3,5,4,1,1,2,7,3,5,4,1,1,2, ……
💚答え
まず,並んだ数字の規則を見つけましょう。
「3,5,4,1,1,2,7」の7個の数字が繰り返されていますね。
この7個の数字の列を1組として,100 個の数字の中にこれが何組あるかを考えます。
100=7×14+2 ( 100 を7で割ると,商 14,余り2)
ですね。
「3,5,4,1,1,2,7」が 14 組あり,そのあと2つで 100 になるので,
「3,5,4,1,1,2,7」の前から2番目の「5」が答えです。
◎ 今まで何回か登場した 循環小数 も同様ですね。
では,高校の問題も解いてみましょうか (^^♪
🌸問題
※ 小数第 100 位の数字……小数点の右に並んでいる数字を左から順に数えて 100 番目の数字のこと
💚答え
※ 循環小数の表し方については こちら
💛いかがでしたか。今回は,小学校で解く周期算の基本の問題を見ましたが,
周期算関連の問題は色々あって,中には難しいものも。
循環小数は高校の「数学Ⅰ」の教科書で,規則のある数の列については
「数列」という分野で学習します。
高校にも小学校の学習とつながる内容があって,上記の循環小数の問題は
割り算ができたら解けますよ。
挑戦してみてくださいね !(^^)!
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