美しい紅葉もそろそろ見納め,庭は落ち葉でおおわれています。
ちょっとさびしくなったなと思ったら,ヒヨドリや
メジロが遊びに来てくれるようになりました。
世の中は大変な状況ですが,元気な姿を見ると
嬉しくなります。
来週は冷え込むようです。ご用心!
さて,今回は,「回転」のお話です。
少し前の記事で硬貨が登場したので,硬貨についての基本の問題を1つ。
(中学入試などでも見かけることがあります)
🌺問題
同じ大きさの硬貨が2枚あります。1枚は固定し,もう
1枚は,固定した硬貨の周りを滑らないように回転させていきます。
回転させた硬貨がちょうど1周して元の位置に戻ると,
回転させた硬貨自身は何回転したでしょうか。
🍊みかんがおいしい季節ですので,
ほぼ同じ大きさのみかんを2つ使って,
半周まで回した写真を載せました。
これで見当がつくでしょうか!?
🌳硬貨の周りを1周すると,
回転させた硬貨自身も1回転するように思われますが,
実はそうではないんですよ。
💛答え
2回転
回転させる硬貨が何回転するかは,回転させる硬貨の中心が動いた距離で考えればよい
のです。
硬貨を黒い円で表したのが右の図です。
黒い円の半径を r とすると,円周は 2πr
回転させた硬貨の中心が動くのは赤い円の円周で,
赤い円の半径は 2r だから,円周は 4πr
4πr ÷ 2πr = 2
回転させた硬貨の中心が動いた距離は,硬貨自身の円周の
2つ分。
よって,2回転。
何だかすっきりしないかもしれませんが,実際に手を動かしてみると,納得できますよ。
ギザギザのある100円硬貨などを使うと,滑らなくて回しやすいです。
身近なところにある不思議,やってみてくださいね (^^♪
🍊他の みかん の記事はこちら
💛前回の解答例「4つの4」
この解答例とは異なる式も,
見つけてみてくださいね !(^^)!
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