和算を楽しもう ~おまんじゅうの問題~
- kibou7kateikyoushi
- 10 時間前
- 読了時間: 3分

百合の花の咲く季節ですね。白やピンク・黄・オレンジなど,色々な種類の百合が目を
楽しませてくれます。
田舎道を通っていると,山の斜面にすっと茎を伸ばして可憐に咲いています。
「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」。美しい人の容姿や立ち居振る舞いを
花に例えて形容しますが,
風に揺れる百合の花を見ていると,凛とした佇まい・しなやかで優雅な様子に,「うまい表現だなぁ」と思います。
それぞれの花は根などが生薬として使われますが,前述の例えにつながる使われ方をするようですよ。

✨さて,今回は,一関市博物館の「和算に挑戦」
から,おまんじゅうについての問題です!
この記事を書いていると,おまんじゅうが食べた
くなってしまいまして(予想できることですが),
今の時期なら葛まんじゅうがいいなぁ……という
ことで,葛まんじゅうを作ってみんなで食べまし
た (^^ゞ
では,問題にいってみましょう!
🌺問題:まんじゅう 30 個を大僧(だいそう),小僧(こぞう)合わせて 20 人に
分けようと思います。
大僧は1人に3個ずつ,小僧は2人に1個 分けることにします。
大僧と小僧はそれぞれ何人いるでしょうか。
※ 大僧:一人前のお坊さん
小僧:修行中の者
💚解答例1:【表の利用】

💚解答例2:【鶴亀算の考え方】
仮に 20 人すべて小僧だとすると,必要なまんじゅうは
20(人)× 0.5(個/人)= 10(個)
実際は 30 個なので,20 個余る。
小僧1人で 0.5 個だから,大僧1人にかえると,2.5 個足さなければならない。
20 個余っているから,
20(個)÷ 2.5(個/人)= 8(人)
よって, 大僧 8 人,小僧 12 人

💚上の解答例以外にも,1次方程式や連立方程式,図の利用など,
様々な方法があります。
一つの方法で解けたら,ぜひ別の方法を考えてみてください。
色々なものの見方をする練習にもなりますよ !(^^)!
🌻それにしても,小僧さんのおまんじゅうは2人に1個だなんて…… (@_@。
問題作成の都合上 やむを得ないにしても,ちょっとかわいそうですね。
🧋暑い毎日,無理しすぎず,時にはゆったりと休憩してくださいね🍨
💛他の和算の記事はこちら
・鶴亀算
・からす算
・俵杉算
・小町算
・油分け算
・入れ子算
・薬師算
・継子立て
・旅人算
・盗人算
・方陣
・馬乗り算
Comments