金木犀(きんもくせい)の甘い香りが ほのかに漂ってきます。
短い期間ですが,目や耳だけでなく,嗅覚でも感じる秋,嬉しいですね。
今回の和算は「油分け算(あぶらわけざん)」。
今は計量カップや はかり など便利なものが
ありますが,そんなものが無い時代には,
手元にあるもので必要な量を量り取ることを考えていたんです。
今の私たちよりも,工夫した生活をしていたんでしょうね。
今回は特別な計算の知識は必要ないので,小学生でも楽しめます!
🌺問題:10升(1斗)の桶に入っている油を,7升と3升の桝(ます)を使って
5升ずつに分けるには どうすればよいでしょうか。
(桝に目盛りはありません。「だいたいこれくらい!」というのもナシですよ。)
🌳 操作の手順を考えるので,頭だけで考えるよりは,(水を使う代わりに)おはじき
などでやりとりしてみたり,表を書いてみたりするといいですね。
ちょっと根気がいるので,「あーでもない,こーでもない」と気楽に楽しみながら
挑戦してみてくださいね (^^♪
💛答えの例
『塵劫記』では最初に3升桝を使っているので,それをご紹介。
余裕のある人は,最初に7升桝を使う方法も考えてみよう!
秋の夜があっという間に過ぎちゃいます (^^ゞ
はじめに10升の桶から,3升桝に油を注ぐ(1回目)。
次に,3升桝の油を7升桝に注ぐ(2回目)……。
これを下のような表と図にしてみました。
けっこう手順が複雑ですね。
これができた人,素晴らしいです ヽ(^o^)丿
使う桝を「7升と3升」以外で,ぜひ挑戦してみてください!
(現行の教育課程の内容なので,私たちが高校生の時にはありませんでした (^^ゞ )
また,1つの桝でさまざまな量を量り取ることもできます。
今後ご紹介しますので,一緒に考えていきましょうね (^^♪
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